あんなモノ症候群

考えたことを書き出すところです。

ポプテピピックってクソアニメとは言い難くね?

というか、これってもしかしてアニメじゃなくね?

こんにちは。みなさんアニメ ポプテピピック見てますか? 僕は見てます。クソと批判しても批判にならないという無敵戦術を身に着けたポプテピピック、二話は結構普通に面白かったなぁと個人的には思ってます。

面白かったんですけど、私は思ったのです。これアニメの皮を被ったオタクバラエティコンテンツでは?

最近のアニメにおいては、例えば声優さんがラジオをやったり、キャラソンとしてJポップのカバーを歌ったりしています。こうすることでキャラクターやストーリーが好きな層はもちろんのこと、単純にその声優さんを好きな人を"ビジネスターゲット"にすることができます。極論、アニメを見てないけど、キャラソンは買うとか、ラジオを聞くとかしてるパターンだってままあるはずなのです。声優さんが歌うopが出るとか、好きな声優さんがラジオしてるとか、なんなら好きな声優さんじゃなくてもアニメ、ゲームな話題で面白いとか。昨今のアニメにはそういうオタクコンテンツ企画のための触媒としての機能が少なからずあると言えるでしょう。

話をポプテピピックに戻します。ポプテピピックはアニメかアニメではないかで言えばもちろんアニメです。しかし、前述の触媒としての側面が強められているものではないかと思います。アニメネタ、メタネタ、声優さんネタを盛り込んだバラエティコンテンツ、そのフレームとしてのポプテピピックという構図です。例えば、ポプ子、ピピ美は様々な声優さんが声を担当し、一般的なアニメーションと異なりキャラクターとしての一貫性を持ちません。これはなんだかんだあくまでキャラクター役としての声優という一般的なアニメにはまだあった枠を踏み越えており、メインとしてキャラクターではなく声優さん自体を見せている部分があることを否定しがたいでしょう。

つまり、ポプテピピックはコンテンツの触媒としてのアニメという域を超えアニメ自体のコンテンツ化を果たしたのです。

ポプテピピック製作委員会方式を取らず、キングレコードが一社で製作しています。これには大胆な企画も比較的通りやすく、自社の声優を売りだしやすいというメリットがあります。このような体制がこの奇策を成立させたと言えるでしょう
キングレコードの仕事は丁寧です。その仕事ぶりは話題になりやすい構成、SNSでシェアしたくなるた○クジもどきやパロディ、話題になった瞬間に視聴できるようにネット配信と最速放送を合わせるなどなど枚挙に暇がありません。
アニメのコンテンツ化は話題になりやすいメリットがあると同時に、物販やCD、DVDなどにおいてキャラクターやストーリーの力を借りづらいというデメリットをはらんでいます。ここまで奇抜ながら丁寧な仕事を見せてきたキングレコードがどのような策を打ってくるのか、そこもこのアニメの見どころの一つではないでしょうか。

何が言いたいかというとポプテピピックはくそ。